注目の契約満了→未所属選手
今年の移籍期間は4月2日(金)まで。
2月末のリーグ開幕後も約1カ月間ですが追加登録の猶予があります。
チームのラストピースや思わぬ怪我人の補填など、シーズン前半のカギを握る駆け込みニーズを埋める期間。
本稿では各チームの補強候補となりうる、2020年で契約満了となり現在未所属の選手たち5名に注目しています。
■坂井大将/最終所属:大分トリニータ (20年はガイナーレ鳥取にレンタル)
昨年前半はJ3リーグで得点ランキング上位に顔を出すなど活躍の場を見つけたかに見えたがレンタル元の大分を含めて契約満了。東京ヴェルディに練習参加しているようで契約まで、こぎつけられるか注目です。
小柄でポリバレントで技術がある。若くしてW杯にトレーニングパートナーとして帯同し、世代別代表では10番も背負ってきた逸材だけに、永井秀樹監督のサッカーにはまれば面白い存在になりそうな気がします。
■下平匠/最終所属:ジェフユナイテッド千葉
左SBのスペシャリストでボールの出し入れとアーリークロスの名手。
相手のラインが下がり切る前にGKと味方FWの間にボールを落とすセンスは抜群で外から見てあそこにボールが行けば!というポイントに糸を引くようなラストパスを供給してくれます。ポゼッション志向のチームであれば縦やななめの楔でもクオリティを発揮してくれる事でしょう。
安田理大と10年ぶりの定位置争いを繰り広げていましたが、新天地を求める事に。
尹監督の求める守備タスクの部分で鳥栖時代経験者の安田に分があったかなという印象です。
→南葛SCに移籍決定
■中美慶哉/最終所属:松本山雅
栃木SC、ツエーゲン金沢とJ2で結果を残して松本に移籍しましたが信州の地では彼の実力からするとなかなか出番をつかみ切れず苦しんだイメージです。鳥栖では上手くいきませんでしたが再度J1挑戦があっても良い選手で持ち前のボールテクニックに加えて、昨年見せた見事なミドルシュートなど得点が取れる選手でもあるので、前線の駒を充実させたいクラブがあれば魅力的なプレイヤーのハズ。
→マルヤス岡崎に移籍決定
■内藤洋平/最終所属:ギラヴァンツ北九州
増嶋竜也氏がクラウドファンディングを行い予定している、未所属Jリーガー合同キャンプにいち早く参加表名しているベテラン選手。北九州では8年124試合にわたり貢献した。中盤の様々なポジションで安定したプレーを発揮できるのでキャンプで怪我や補強のアテが外れたチームはこの選手に声を掛けてみる価値があると感じます。
■水野晃樹/最終所属:SC相模原
オシム監督の期待と指導を受け、若くしてナビスコ杯でMVPを獲得。欧州CL常連のセルティック移籍や日本代表にも上り詰めましたが、その後は怪我に悩まされた印象です。
しかしながらコレだけ怪我に苛まれつつも息の長い選手になれたのはプロとして日々取り組む姿勢が評価されたからではないかと思う。行く先々で若手に慕われた右足のエクストラキッカーがもう一度輝ける国内9つめのクラブが現れる事に期待です。
→はやぶさイレブンに移籍決定
その他にも沢山の未所属選手が残っています。
外国籍選手も就労ビザを持っている選手たちは例年より価値が高そうです。
動きは少なくなりましたが、まだ彼らの動向に注目していきたいと思います。
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